ウガンダの孤児院の一つの現状

ウガンダでの活動

私は、ウガンダにあるKiyumbakimu Children Villageという孤児院に行った。そこで感じたことを以下に綴って行く。

KCVには21日の子供がいる。そのうち、1人は三ヶ月で、1人は完全に脳が働いていない。また、三ヶ月の子供の親は頭が働いていない子の子供でお父さんからレイプをされて妊娠し生まれてきた子供らしい。また、お母さんはいないので孤児院に来たそうだ。1人は、右腕が不自由。また、2人はHIV陽性の子供だ。Motherによると。HIVの薬は毎日飲まなければならず、資金繰りが難しいらしい。3年前にきたスェーデンの人は1年半の間ボランティア活動をKCVでやり、その間にお母さんとsisterを連れて来たらしい。

 KCVの悩みとして、資金繰りがあるらしい。KCVの建物の半数は日本やドイツからのボランティアに来た人たちが作ったものだ。また。Motherがことあるごとにお金の話をするため本当にお金は必要なものらしい。

 日本人のボランティアの期間の短さに驚いていた。ヨーロッパの国では一年や一年半のボランティアをすることが普通らしく日本人はみんな短いのよーと嘆いていた。

 KCVの動物は、犬、牛、鶏、猫、豚がいる。鶏小屋に餌はあるが、卵を生産するまでの飼料が手に入らなく、そのまま放置されている。先代のボランティアたちがクラウドファンディングでつくった小屋もあるのに正直勿体無いなぁと感じた。一時的なボランティアやサポートではなく持続的なサポートができる仕組みがあればいいなと感じた。これは、まさに魚を与えるのではなく魚の釣り方を教えるのだ。と言うことにもつながることだと思う。

 KCVの施設は、勉強用の建物が2つ(ドイツ人からの寄付)、勉強部屋、食料庫、鶏小屋が一つになった建物、自分達が寝ている建物、鶏小屋が2つ、男用の建物、食事場所とカマドが一緒になった建物、女の子用の建物がある。これらのうち、半分程度はボランティアによって建てられている。

 最大の問題の一つとして食料の問題がある。2年前には、思うような収穫を得ることができずボランティア生も食べるご飯がなかったらしい。食料が大事なのは言うまでもない。しかし、資金不足より24名の子供の分の食費をできるだけ抑えなければならない。そのため、KCVでは自分たちで作物を作っている。作っている作物としては、トウモロコシ、キャッサバ、、シュガーコーン、マトケ(加熱食用のバナナ)、マンゴー(1本の木のみだが)がある。ウガンダでの主な主食は、ポショ(トウモロコシの粉を用いて作られる)やマトケ(バナナを加熱したもの)である。KCVでは、作付け面積の多くをトウモロコシにしている。植える際は、まず草を刈り、穴を掘り、そこに肥料となる鶏の糞(養鶏場の中)など入れ乾燥させたトウモロコシを入れて土をかぶせる。以上の作業を子供だけで行う。この作業はかなりハードで特に穴を掘るのが実際にやってみて特に大変だった。ここの土壌は、赤土で硬いのが基本でありHoe(日本語忘れた)がなかなか刺さらない。また、hoeも壊れやすく、すぐに肢の部分と金属の部分が外れてしまう。そのため、思うように作業が進まずに結構ストレスとなる。この作付け作業を子供たちだけで毎年やっていると考えると本当にゾッとするくらい大変な作業だ。また、収穫の際は子供達だけではできないため外部から人を雇って収穫している。そして、収穫したのちに機械で粉状にしてそれを保存して用いてポショとして食べる。

 もう一つの最大の問題の一つとして、子供達の学校の用具不足である。子供たちは、みんな学校に行っている。そのため、多くのノートと筆記用具が必要になる。しかし、資金がないためここの出費が痛いらしい。必ず、必要なものなので買うし、必要経費なので削れない。

KCVの様子
KCVの木陰で休んでいる犬たち
ナーサリースクールで使っている教室の一つ
KCVの建物
KCVの食事場所の様子
Webale Kulyaの意味は、thank you for eating