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ウガンダの病院の状況

ウガンダに行く目的の一つにアフリカの医療の現実を見たいということがあったので、孤児院の方にお願いして地元の小さい病院と都市部の比較的大きい病院の2箇所に行かせてもらった。

 1箇所目は、赤ちゃんのための病院だった。そこでは、孤児院の3ヶ月の子供の予防接種に行った。病院にまずつくと、体重を魚を計る時のように吊るしあげて計った。次に、受付を済まして赤ちゃんの列に並んだ。順番が来て(なぜか一番最初に呼ばれたのだ)診察室に入ると、ドクターとその子供が一緒にいた。衛生環境はもちろん整っているとは言えず、安全なのかはわからないが予防接種を打った赤ちゃんは、少なくとも私が帰るまでの1ヶ月程度は元気だったので多分大丈夫だっただろう。

 

2箇所目は、その時現地で書いた文章を添付する。

 8月20日の朝に予防接種のため三ヶ月の子供を連れて、子供病院のような場所に行った。KCVからの道のりは、坂道を登り降りして結構大変だった。片道は、徒歩で30分程度という感じかな。9時30分くらいに病院に着くと、まず病院の外の計りで体重を計った。そして、病院の中に入るとたくさんの子供と大人がいた。病院では、待合室、会計所、診察室3つくらいがあった。予防接種をするまでの間に、特に何かに名前を書くということはせず、注射を打つ場所に直接行った。注射を打ってもらう部屋は、手を洗う場所と消毒液のようなものはあったが、ただあって使われていなさそうだった。また特徴的なのは、HIVの患者の対処法の手順が大きなポスターが貼ってあったことだ。それだけ、HIVが常ということだろう。そして、注射を打ってもらう際は、消毒をするかと思いきや脱脂綿に水をつけて注射箇所を拭いただけだった。注射の針の使い回しはしていないようだった。また、薬は一回使い切りの容器に入っているわけではなかった。保管場所としては、クーラーボックスのようなものに穴の空いたスポンジにさして保管してた。また、実際に注射をする際は、特に角度をつけて打つというわけではなく垂直で打っていた。また、注射をした後は、シールみたいなものを貼るわけではないので血が出まくり、やばそう。また、女医さんの格好は白衣で看護師さんは私服で子供も診察室にいた。日本では考えられないよね笑。注射を終えて、病院を出る際に名前を記述して、退出した。予防接種は完全にただらしく特に会計を通らなかった。100人くらい患者と医療従事者が病院にはいたが、そのなかでマスクをつけた人たったの1人だった。最後に医療器具を探したがそもそも見当たらなかったので今回の医工学としての現状を知るということは難しいかもしれない。 9月4日にはHIVの子供を連れてMasakaにある政府立の病院に行ってきた。ここの病院は、歯や目などで建物が分かれていた。

Masaka hospital
Masaka hospital map

日本と協力して建てた建物も存在した。

Japan and Uganda

小児のHIVの患者は、UGANDA CAREという場所で毎週金曜日に診察される。子供達は、まず受付をして体重、身長を測り、自身もHIVに罹患していというカウンセラーの話を20〜30人くらいでまとまって話を聞く。話の内容としては、「自分は生まれた時からHIVでずっと薬を飲んできて34年目になります。そして、今は妻もでき子供もいます。そして、子供はHIVに感染していません。皆さんも薬をきちんを飲み続けましょう」という話だった。病院内の患者は基本的にHIVに罹患している子供達で、中にはHIVが原因で足や手が不自由になってしまっている子が1割くらいいた。病院の中では、HIVの検査を受けようなどのHIVに関連したポスターがたくさん貼ってあった。今回もカウンセラーと薬の処方がメインだったので、医療工学に関連するものを見ることはできなかった。強いて言えば、体重計はアナログだし、身長計もそうであり上から垂らして使っていた。赤ちゃん用の体重計は、先日と同様で上から吊るすタイプで豆を量るときと同じ感じでやるものだ。それ以外、工学に関連したものを見つけることはできなかった。診察は、子供2人同時に行ってくれた。カルテは、未だに手書きである。ウガンダでも、日本と同様に医師の雑務が多いように感じられた。

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